CELTA DE VIGO


〜 噂どおりの素晴らしいチームでした!

セルタ・デ・ヴィーゴ。
ガリシア地方のヴィーゴを本拠地とし、マジョルカと共に、今季スペインリーグ で大健闘しているチーム。皆さん、彼らを観たことがありますか? わたしは、今週、ようやくセルタを堪能する機会を得ることが出来ました。

放送カードはセルタ対レアル・マドリッド。知名度的ポイントでは、ラウルだ、 レドンドだ、ミヤトヴィッチだ、しかもこの間トヨタカップで優勝してクラブ世 界一の栄冠を掴んだ、スター選手揃いのマドリッドが圧倒的にセルタを上回って います。

「はて、セルタなんてどこのチームよ?」

いやいや。セルタはやはり噂どおりの素晴らしいチームでした。

まず、全体のバランスが非常にいい。テレビを通してもすぐに分かります。ま た、チーム全体の意思統一が出来ていることも。 今、何をするのか、徹底的に守備をするのか、それとも攻撃に出るのか。プレス をかけるにしても、この時間帯は猛烈にアタックにいこう、この時間帯はスペー スを埋めてボールを回させよう。そういったチーム戦術が非常に徹底していま す。ボールをとられたらみんなで守る!マイボールになったらみんなで素早く攻 撃する!、といった全体の意思がはっきりとうかがえるのです。観ていて非常に すっきりとした印象を受けました。 攻撃に移ったときは、ワンタッチ・ツータッチで早くボールを動かし、全体が統 一された動きでゾーンを押し上げていきます。またゲーム展開が非常に大きく、 あるサイドに集めておいて一気にサイドチェンジ、必ずいいポジションを取って いる選手がそこにはおり、ゴールを目指して勝負をしかけていく.....

セルタの魅力はそれだけではありません。個々の力に頼る部分(湯浅健二氏いう ところの「ゴール前での勝負のドリブル」でしょうか)と、チームとしての全体 の意思統一、動きの同時性が見事に噛み合っているところなどは、ああ、本当に 美しい。これほど素晴らしい「チーム」を観たのは久しぶりです。そして、ペネ フ(ブルガリア)、サルガド(スペイン)をはじめ、モストボイ(ロシア)、マ ジーニョ(ブラジル)、ジョロヴィッチ(ユーゴ)......聞きなれない選手名が ズラリと揃っているこのチームを知っているなんて、なんだかサッカー通という 感じがしていいじゃないですか?!わたしのような素人の心をおおいに刺激す る、素晴らしいチームなのです。

NHKの片棒を担ぐつもりはありませんが、NHK-BSでセルタの試合の放送があった ら、是非一度、騙されたつもりで観てください。できればセルタホームの試合が いいでしょう。90分間、飽きさせませんよ、きっと。


15 Aprile 1999
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